仙台市高砂学校給食センター
「食の安全基地」の実現
既存の給食センターの老朽化に伴う11,000食/日の供給を行う新施設の建設です。整備・運営をPFI手法により実施し、事業期間終了後、事業者が施設を市に無償で譲渡するBOT方式です。
土地利用計画
建物を敷地中央に配置し、周辺住宅への騒音・臭いに配慮しました。敷地の主出入口は北側1ヶ所であるため、動線の交錯しないワンウェイの周回路を設けています。
1階平面計画
1階は大きく給食エリア・事務エリアに分かれています。給食エリアは汚染作業区域・非汚染作業区域・一般区域に明確に区分され、パススルー式の機器やレイアウトとすることで二次汚染を防止しています。
2階平面計画
調理エリアが見学できる回廊式の見学者通路を設けているほか、一般者が利用できる調理実習室などを設け、食育の推進に努めています。
外観計画
建物高さは必要最低限の高さとして周辺への圧迫感をなるべく軽減し、水平なスカイラインとすることでシンプルな形態と落ち着いた色彩とし、周辺との調和を図っています。
(岩根敦)
施設概要
- 場所
- 仙台市宮城野区
- 用途
- 学校給食センター
- 竣工年月
- 2010年2月
- 延べ面積
- 5,713㎡
- 構造
- 鉄骨造
- 階数
- 地上2階建