七ヶ浜町花渕浜地区避難所
高低差をつなぐ立体的な「中庭ひろば」を中心としたコミュニティ形成
50世帯が住まう災害公営住宅と合わせて、同敷地内に計画された花渕浜地区住民のための地区避難所です。東日本大震災前から地域コミュニティの活動の場であった地区公民分館が津波により被災したことを受け、避難所機能をもたせて再建されました。
住民の方たちと何度もワークショップを行い、使い勝手を細部まで反映する設計プロセスで進めました。
海に向かってせり上がる勾配屋根、美しい海が見渡せる集会室やデッキひろばなど、新しい地域コミュニティの拠点として、住民のさまざまな思いや活動を受け止める「花渕浜らしい」空間を目指しました。
(斎藤拓也+八島健介(元スタッフ))
施設概要
- 場所
- 宮城県七ヶ浜町
- 用途
- 集会所(避難所)
- 竣工年月
- 2015年11月
- 延べ面積
- 298.38㎡
- 構造
- 木造
- 階数
- 地上1階、地下0階
メディア掲載
- 近代建築(2016年1月)