仙台接骨医療専門学校
伝統を大切に継承し、あたらしさとの調和をはかる学校
建物の老朽化と学校開設60周年の記念事業として新築された専門学校です。
敷地は住宅街の一部でJR仙石線陸前高砂駅のすぐそばであることから、学校の伝統を大切にしながら、学生や周辺住民に親しみやすく地域のシンボルとなる学校を目指して計画しました。
伝統の継承
学校の教育方針である“柔道の精神”を形にするため、最上階に柔道場を設置し伝統とシンボル性を強調しました。柔道場下部の講堂に柔道場の床を支える梁を格子状に現し、伝統と力強さを感じさせるとともに、和風のイメージも表現しています。
シンプルな平面構成
シンプルでコンパクトな平面構成とすることにより、周辺住民に対する日照条件の配慮や、無駄のない効率的な建物を実現しました。
学生に魅力を感じさせるデザイン
南側はガラスと白い壁が交互に並ぶ現代風のデザインとしました。駅からも良く視認でき、一度見ただけで印象に残り、多くの人に仙台接骨医療専門学校の存在をアピールできるよう配慮しました。
(佐藤究)
施設概要
- 場所
- 仙台市宮城野区
- 用途
- 専修学校
- 竣工年月
- 2012年7月
- 延べ面積
- 3,526㎡
- 構造
- RC造一部S造
- 階数
- 地上5階
受賞歴
- « ケアハウス「いちいの風」
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