「永遠の祈り」とともに、そんなイメージの空間をつくろうと思い、以下の3点をテーマにデザインしました。

1. 心― 会葬者の精神的な心の「移ろい」に従って、空間を日常から非日常へ、現実から非現実へ、リラックスから緊張感へと順列に従った細やかな心づかいで空間を配列します。
2. 気仙らしさ ― 気仙匠として独自の建築文化を育み、今に伝えているこの地方の見慣れた、落ちついた景観と文化を伝えていきます。
3. やすらぎ ― 生まれ育った懐かしい三陸の豊かな自然、澄んだ海と緑、故郷の山、懐に抱かれ四季のおりなす「やさしさ」と自然の素材に囲まれた、安らぎのひとときを過ごせるようにします。