栗原市立(旧一迫町立)一迫幼稚園・小学校
「集落のような」木の学校
「一迫小学校・幼稚園」は、RC造の既存校舎の老朽化により改築された施設です。
敷地は町の中心部にほど近く、水田と川そして縄文の遺跡がある、季節の変化に富んだ地域です。周辺に大きな建物はなく、また「いえ」のように子供達がくつろげる教育空間を実現するため、施設全体を分節化し、高さを2階に抑えました。
子供達にとって、構成がわかりやすいこと、温もりを感じること、手直しがしやすいこと、変化する様子が見えること、から主構造を木造としました。また、学年が上がる毎に変化する教室からの風景は、刻々と変化する瓦の陰影とあいまって、子供達に6年間に及ぶ「いえ」での成長を意識させることも期待しています。
施設概要
- 場所
- 宮城県栗原市一迫
- 用途
- 小学校・幼稚園・体育館
- 竣工年月
- 1996年3月
- 延べ面積
- 6873,4㎡
- 構造
- 木造
- 階数
- 2階
メディア掲載
- 教育と施設(1995年12月)
受賞歴
- 1998年
建築省 公共建築百選
文教施設協会 文部大臣奨励賞