一関市立萩荘小学校
緑に囲まれた水辺の学校
自然豊かな環境
萩荘小学校は市野々小学校と萩荘小学校が統合されて出来た小学校です。敷地は一関市西部に位置し、周囲を久保川及びその川岸の緑に囲まれた自然豊かな環境です。モールやオープンスペースなど校舎共用部からの眺めは、これらの自然環境を積極的に取り入れています。
ワークショップ
設計開始の初期の段階から、市野々小学校と萩荘小学校の教職員の方々や父兄、PTAの方々と綿密なワークショップを行い、児童の安全確保や教室、オープンスペース、学団の使い方等、様々な課題に対して議論を行いながら設計を進めました。
全体構成
校舎は昇降口と久保川を結ぶ南北に伸びたモールを軸に構成されています。全体は大きく昇降口棟、管理棟、多目的ホール棟、特別教室棟、低学年棟、中高学年棟の6棟で構成され、各棟がモールに顔を出すことでモールを活性化し、「まちの通り」を創り出しています。また、木造、RC造、鉄骨造と様々な構造体を採用することで建物の表情に変化をつけています。
教室・オープンスペース・学団
1学年は3クラスで構成され、基本的にオープン教室としました。さらに学年間の交流の場として学団と呼ばれるオープンスペースを整備し、よりフレキシブルなプログラムに対応できるスペースを設けました。オープンスペースが教室の延長として利用されるケースが多いのに対し、学団は学年間の活動や展示等、より自由度の高い使われ方をしています。
施設概要
- 場所
- 岩手県一関市
- 用途
- 小学校
- 竣工年月
- 2005年3月
- 延べ面積
- 延床面積:7495㎡
- 構造
- 木造 RC造 S造
- 階数
- 地上2階
受賞歴
- 2006年
- 文教施設協会 協会賞 教育環境の新設部門
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