八幡平市庁舎
地産地消で地域をつなぐ
旧西根町、旧松尾村、旧安代町の合併によりできた八幡平市の庁舎・多目的ホールです。JR花輪線の新駅と隣接する計画であるため、岩手山を望むクサビ型の空間で庁舎・多目的ホール・駅舎の3つの機能をつないでいます。この空間を地元のコミュニティを誘発する場として「結(ゆい)のひろば」と名付けました。
計画地の気候に配慮し、室内化した冬でも暖かい「結(ゆい)のひろば」が庁舎の開放的なロビー空間と多目的ホールをつなぐことで賑わい溢れる市民交流の場となります。
また、杭基礎を利用し採熱した地中熱を熱源とし、パネルヒーターによる輻射冷暖房システムを全面的に採用しました。さらに市産木材の内装仕上げ、岩手山をはじめとする雄大な山並みへの眺望など、地域の資源・人材・技術を積極的に活用しています。
(杉本光司+岩根敦)
施設概要
- 場所
- 岩手県八幡平市
- 用途
- 市役所・ホール
- 竣工年月
- 2014年9月
- 延べ面積
- 7,757㎡
- 構造
- RC造一部 S造
- 階数
- 地上3階
メディア掲載
- 東北ジャーナル(2015年10月)