竣工
2023.08.10
湯沢市皆瀬庁舎が竣工しました。
建設にあたり、湯沢市様、㈱三友建築所様、㈱近江電設様、㈱岩野設備様ご協力のもと、
とても良い建物ができたと感じております。ありがとうございました。
内装工事(7)
2023.07.31
サイン工事が完了しました。一つ一つのサインは小さいものですが、利用者はこれを頼りに部屋の場所を探すため、重要な部品の一つです。図面で確認していても、実際に施工すると木材の色のばらつきや、周囲の色次第ではサインが見にくくなってしまうこともあります。工事もほぼ終盤ですが、現場巡回では気を抜かず細部まで確認し、現場と調整を行っていきます。
各種家具などの施工が一通り終わりました。7月の中盤になると、各種工事の検査が始まります。設計当初通り建築基準法など各種法規に適合した建物となっているか等が審査機関によってチェックされます。これらの確認が済めば、晴れて建物が使用可能になります。私たちも工事中の過程を確認した監理者として、責任をもって立ち会います。
竣工まで、あと少しです。
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内装工事(6)
2023.06.30
現場内に、工場で製作した作り付けの家具が続々と運び込まれ、取り付けられていきます。棚などの収納家具は周囲のクロスの色や塗装色に合わせ、薄めのグレーで統一しました。図書コーナーの本棚やカウンターテーブルはフローリングや天井に合わせ、木の質感を活かすようにクリアの保護塗料を塗布しています。家具に使用する張地も含め、図書コーナー全体が木のあたたかな印象で違和感なく調和するよう、色を決めていきます。
部屋類はほぼ完成間近です。この時点でドアや窓の開閉など、建物の引き渡し後に不具合が…ということの無いように動作を確認していきます。設備に関しても、照明や空調などテスト運転を行い、想定通りに動くかどうかチェックします。
機械室棟も内部の機器の設置が済み、外装の仕上げに入りました。コンクリート製の壁に対して塗装仕上げを施していきます。
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内装工事(5)
2023.05.31
5月時点の外観の状態です。足場がかかり、ハイサイドライトの軒天板の施工が始まりました。この工事が済めば、外装の工事は完了です。
内装の工事が進んできました。天井の乱尺貼りはこれで完成です。旧庁舎の天井の意匠を引き継いだ、特徴的な仕上げとなっています。
天井にとりつく照明設備などは、乱尺張りの仕上げの印象を妨げないよう、仕上げ材の合間を切り欠いて納めています。
社内で組み合わせを検討したタイル貼りも施工がほぼ完了しています。こちらもごつごつしたタイル壁にコンセントのプレートがきれいに収まるように、合板をかませてかぶせる形で施工します。こうした細部の収まりも、図面だけではなく、現場を周り、確認しながら決めていきました。
ハイサイドライトの天井仕上げ材と照明の施工が終わりました。天井の仕上げを乱尺張りから変えているのは、外光や、アッパーライトによる光によって天井のアールがきれいに照らされるようにするためです。照明の基部も極力目立たないように、かつ設備に負荷がかからないおさまりを現場と検討しました。
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内装工事(4)
2023.04.28
建物周囲の施工のため仮囲いが一部外れ、外観が分かりやすくなってきました。前回紹介しましたルーバーの施工が一通り終わり、建物の道路側の意匠がほぼ完成に近い状態となっています。60×30の材で作ったルーバーがずれなく、きれいに仕上がっていました。
みなせストリート周りでは、天井の乱尺張りとタイルの施工が始まっていました。それぞれの仕上げが力強い印象で、出来上がりが楽しみです。
現場では、天井や壁などの仕上げ同士の取り合いなど、細かい箇所のおさまりを相談し、決定していきました。
機械室棟は、外壁・屋根回りの一通りのコンクリートを施工し終えました。屋根と連続した外壁が、内部の箱を包み込むような意匠です。これには塗装仕上げを施していきます。
次回も引き続き内装工事を行います。
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内装工事(3)
2023.03.31
3月になり、皆瀬に積もった雪が解け始めました。敷地周辺では、雪解け水で冷やされた地表上部に濃い霧ができています。
外部では、外観の特徴の一つである木ルーバーの施工が始まりました。外壁材である押し出し成型セメント板へあらかじめ仕込んだ金物に、
組み上げたルーバーユニットを取り付けていきます。軒天もきれいに塗装されていました。
内部では、仕上げ材を貼る下地となる石膏ボードが取り付けられています。設計時に作成したパースの空間の大きさを、よりリアルに感じられるようになってきました。
現場事務所では、完成したタイルのモックアップを確認しました。タイルの色は決まっていますが、目地の色や詰める深さでも印象は変わります。
小さいですが、本番ではこれが約70m貼られるため、できあがりを想像しながら選定を行います。
次回も引き続き内装工事を行います。
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内装工事(2)・機械室棟屋根配筋
2023.02.28
庁舎棟では、LGSと呼ばれる軽量鉄骨の壁下地を施工中です。天井には吹付式の断熱材が、鉄骨躯体・屋根スラブにまんべんなく吹き付けられています。寒さの厳しい皆瀬地域では、断熱材の施工は特に重要な工程です。途中で断熱材が途切れていないか、極端に薄く吹かれているところはないか、注意を払います。
仕上げ材の色決めは細かく、多岐にわたります。タイルの目地や木部の着色など、実際の場所にあてがったりして、竣工時をイメージしながら決定していきます。
みなせストリートの壁に貼るタイルは、意匠上重要なため現場にモックアップを作ってもらうことにしました。後日、目地の色も含め慎重に選定していきます。
機械室棟では、屋根の配筋が組み終わりました。
庁舎棟の時と同じように、鉄筋同士の空きが適切がどうか、鉄筋の組み方が合っているかどうか、注意深く確認していきます。
次回も、引き続き内装工事を行います。
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内装工事
2023.01.27
ハイサイドライトの屋根・外壁部分が組みあがりました。まだ組み立て途中ではありますが、遠方からのシルエットは完成に近くなっています。
雨かかりの少ない軒天には、杉板を張っていきます。
建物内部には作業台が設置され、内装下地の加工等を行えるようになっていました。
天井にはインサートと呼ばれる天井材の下地部品が取り付けられ、仕上げ材を取り付ける準備を行っています。
ハイサイドライトにも、屋根とサッシが取り付けられ設計時のイメージに近くなってきました。
機械室棟は積雪・低温時のコンクリート打設のため、足場とブルーシートでの採暖養生が行われています。
コンクリートは低温下では水和反応が起こりにくく、硬化しなくなってしまうため、一定以上の温度を維持できるよう、こうした措置を行います。
次回は引き続き内装工事と、残りの外壁工事を行います。
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外壁工事
2022.12.28
12月に入り、皆瀬では雪が降り始めました。
機械室棟では基礎コンクリートの配筋工事中でしたが、積雪と低温で施工環境が良くないため進められません。
雪を払い、溶けるのを待って施工を再開します。
建物の外壁材とサッシの取り付けが始まりました。外壁材料にはECP(押出成型セメント板)の素地仕上げ品を使用しています。
製品一枚ごとにほどよい色ムラがあり、既製品の均質さが和らいだ印象を持たせられるのが特徴です。
外部へ貫通する換気・空調設備用のダクトを通すため、大きな穴は工場で加工をしてから外壁として施工します。
コーナーは、専用の役物を製作して取り付けていきます。
みなせストリートの天井裏点検口のモックアップを製作していただきました。
通常はアルミ材の既製品を使いますが、意匠的にこだわりたい箇所は造作し、格好よく仕上げます。
今回は天井仕上げ材の乱尺張りと同じ材を使い、通常時は目立たないような納まりとしました。
次回から、内装工事が本格的に始まります。
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鉄骨工事・仕上げ材検討(2)
2022.11.28
鉄骨躯体が組み終わり、建物の特徴である2つのハイサイドライトの形が見えてきました。
南側・北側で開口の向きを変え、光の取り入れ方に変化を与え、新たなシンボルとなるように設計しています。
屋根のデッキスラブも施工が始まりました。端部ではパラペットの配筋も行われています。
みなせストリートの天井を覆う、杉板乱尺張りのモックアップを作っていただきました。
内部の印象を大きく左右する重要な仕上げは、こうしたモックアップを製作して細部を検討していきます。
今回は、板幅92mm+目透かし8mmのバランスで決定しました。
一面に貼られた時が楽しみです。
全体の仕上げ材の色は、使用する素材のサンプルを一面に並べ、隣り合う仕上げ材等に注意しながら検討していきます。
色の方向性はパースである程度決めていますが、実際に使用できる仕上げ材によって選べる色が異なるため、
微調整を加えながら選定していきます。
次回からは外壁工事が始まります。
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鉄骨工事・外装材検討
2022.10.31
建物の構造体である、鉄骨の立て方が始まりました。部品は近場の鉄骨工場で加工し、現場で組み立てるので進行が速いです。
建物は平屋のため、柱は主に外壁・屋根(+ハイサイドライト)・天井材などの自重や、積雪荷重を支える役割を持ちます。
柱サイズは構造計算により、300×300の箱型、Φ315の丸形で計画されています。
建て入れの際は垂直かどうか検査を行いながら施工します。
梁は屋根の傾きに直接影響するため、くみ上げる際に細心の注意を払って施工します。
躯体ができた後は、順次外装→内装の順に施工していきます。
写真は内外で一貫するみなせストリートの壁面仕上げ材のサンプルです。
仕上げ材はWEBカタログや紙のカタログだけでは決めず、CGパースで目星をつけ、
現物サンプルを並べ色や質感の違いを見て決めることが重要です。
次回は引き続き鉄骨工事を行っていきます。
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基礎工事(4)
2022.09.26
2工区の基礎梁の配筋が終わりコンクリートを打設します。
コンクリートは固まってから型枠を外し、表面の状態を確認します。
粗骨材が見えてしまっている状態(ジャンカ)になっていないか、に特に注意し、
コンクリートが建物の重さを支える部品として性能を発揮できているかの指標になります。
また、コンクリートは鉄筋と型枠をくみ上げた後、部分ごとに分けて流し入れていくため、施工上「打ち継ぎ部分」が生じます。
この打ち継ぎ部分を如何に減らして設計できるかが、構造的にも意匠的にも重要な点となります。
1工区と同様に基礎梁を打設次第、ピットスラブの配筋を行い、コンクリートを打設していきます。
来月は鉄骨柱の建て方が始まる予定です。
※写真提供:三友建築所
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