完成
2021.09.23
建物が完成しました。
レンガ壁や石材の床など無機質な要素に木の温かみが合わさり、うまく調和した空間になりました。動きのある木ルーバーの天井は内外の連続性が感じられ、照明デザイナーに協力をいただきながら計画をした木ルーバーの間から差し込むあたたかい木漏れ日も表現できました。
11月から運用開始となる本施設ですが、これからも町の復興・発展に寄与し続けることを願っております。
SUMMARY
工期:令和2年7月~令和3年9月終了
2021.09.23
建物が完成しました。
レンガ壁や石材の床など無機質な要素に木の温かみが合わさり、うまく調和した空間になりました。動きのある木ルーバーの天井は内外の連続性が感じられ、照明デザイナーに協力をいただきながら計画をした木ルーバーの間から差し込むあたたかい木漏れ日も表現できました。
11月から運用開始となる本施設ですが、これからも町の復興・発展に寄与し続けることを願っております。
2021.08.31
建物が出来上がってきました。収骨室上部の銅板も色が落ち着いてきていい感じです。外構工事は石や植栽を配置し全体を修景していきます。斎場としての雰囲気作りのために外構工事はとても重要な工事と言えます。そのため計画段階から修景イメージを町と相談しながら進めていきました。今回使用した景石の中には、震災によって流された民家の石を再利用しているものもあります。
2021.07.30
内部の天井です。下地にグレーのグラスウールボードを設置し、仕上げとして赤松集成材の木ルーバーを貼っています。レンガや石などの無機質な儀式空間が、あたたかみのある木ルーバーによりバランスのとれた空間構成となりました。
2021.07.20
内部が徐々に仕上がってきています。写真は告別室と炉前ホールの間にある壁です。壁といっても上部は吹き抜けており、儀式空間にモニュメント的な「不思議な物体」が置いてあるといった感じです。表面は左官仕上げとしており、以前のプロジェクトでお世話になった宮城県の左官職人さんにお願いして綺麗に仕上げてもらいました。
2021.06.30
収骨室上部の出っ張りです。収骨室内で舞い上がる灰や煙を外部に排出する役割を担っています。単なる出っ張りではなく銅板で巻くことで美しく、経年変化を楽しめる仕上がりとしました。シートが巻いてあって見えないですが、上部にはトップライトが付いており、中からは円形に切り取られた空が見えるつくりとしています。
2021.05.25
火葬炉の搬入です。クレーンの奥に見えているクリーム色の箱が火葬炉です。分解して搬入し、炉室の中で組み立てます。今回はコンパクトタイプの火葬炉を選定しました。
2021.04.30
屋根の鉄骨建て方工事です。手前に見えるのは約10mの大庇で会葬者を乗せたバスなどの車寄せ空間でもあり会葬者を迎え入れる空間となります。
2021.04.16
収骨室の打設風景です。「とっくり」のような形をしたボリュームで、メッシュ状の型枠にコンクリートを流し込んでいきます。型枠の中が狭く、途中に平らな部分もあるため、コンクリートを入れるのが難しく、職人さんにはコンクリートまみれになりながら頑張っていただきました。おかげで面白い形のボリュームが立ち上がりました。
2021.03.26
コンクリートの打設が進んで建物の立体構成が分かるようになってきました。中央に立ち上がっているのが収骨室です。
2021.02.20
(前回記事から間が空いてしまいました。遡って工事のトピックスを4回に分けてお伝えします。)
床スラブの打設が完了し、RC壁を打設していきます。周囲の独立壁は先行して打設が始まり、建物の外形が見えてきました。写真中央に見えるぐるりと壁に囲われているのは収骨室です。
2020.11.30
根切工事が終わり、地盤改良を施工します。この土地の地盤は東西方向にかけて傾斜しており、支持層となる地盤は場所によっては10mほどの高低差になりました。また、支持地盤が固く杭が刺さらないため、今回はセメント系の固化材と土を撹拌してつくる柱状改良による計画としました。写真は柱状改良施工後のものです。これらが建物と支持地盤を支える重要な役割を担います。
制作メモ:カスタム分類「tax_projects」各一覧ページ