山田町立山田中学校
ハイブリット構造のコミュニティースクール
敷地のある山田町は岩手県三陸沿岸部の漁業の町です。既存校舎の老朽化に伴う改築で、既存校舎を使いながらの建て替えでした。二つの校舎間の中庭は船のデッキの形を、その中庭にある生徒会室・機械室を内包するオブジェは船の帆をモチーフとしてデザインしました。正門に隣接する象徴的な円形の建物は、将来地域開放を念頭とした作法室となっています。
校舎屋根に整備された30KWの太陽光発電パネル、特別活動室の屋根を利用したOMソーラーシステムそして年間1600mmにもなる雨水を再利用するシステムは、省エネルギーに配慮するとともに環境教育にも寄与しています。
設計から完成に至る各段階で美術部生徒とのサイン計画、工事中の説明会などワークショップを行いました。
(木皿泉)
施設概要
- 場所
- 岩手県山田町
- 用途
- 中学校
- 竣工年月
- 2003年3月
- 延べ面積
- 8,292㎡
- 構造
- 木造・RC造
- 階数
- 地下1階・地上2階
メディア掲載
- 近代建築(2004年7月)
- 東北ジャーナル(2003年5月)
受賞歴
- 2004年
- 文教施設協会 協会賞 施設計画部門