多賀城市文化センター
大ホールは音楽主体のホールとして、残響時間2.2秒を実現し、音節明度が高いなどの特徴があります。各種公演や式典にも対応可能なように残響可変装置を設置しました。
空間構成は、東側道路—(東門)—ひろば—(東玄関)—内部モール—(西玄関)—サブひろば—(西門)—西側道路という風に、東西の高低差を利用してスキップしながら建物を通り抜けて連続する空間=「モール」を骨格とし、複雑な敷地形態と建物機能を無理なく整合させる事に成功しました。
デザイン面では、かつての“東北の都 多賀城”のイメージを瓦屋根、円柱の柱列、校倉風の外壁、築地塀、八脚門などで表現しています。
施設概要
- 場所
- 宮城県多賀城市
- 用途
- 市民会館、中央公民館、埋蔵文化財調査センター
- 竣工年月
- 1987年3月
- 延べ面積
- 12,639.28㎡
- 構造
- RC造
- 階数
- 地下1階 地上4階
メディア掲載
- 近代建築(1990年4月)
受賞歴
- 1987年
- 日本建築学会東北支部 東北建築賞
- 1988年
- ㈶照明学会 照明学会賞
- 1989年
- 全国陶器瓦工業組合連合会等主催 甍賞
- 1992年
- 営繕協会主催 公共建築賞