仙台市南部発達相談支援センター「南部アーチル」
1、いくつかの家が寄り集まったようなデザイン
発達障害の方々の相談・支援を行う施設であることから、子供たちが楽しんで来られ、保護者の心理的な不安を和らげることを目的に、2階の療育室それぞれに勾配の異なる切妻の屋根を架け、いくつかの家が寄り集まったようなあたたかいデザインを目指しました。
2、周辺に溶け込む外観デザイン
外装は土壁調のやわらかいテクスチャーでまとめ、周辺で使われているベージュ系の色調を取り入れることで、景観との調和を図っています。また、既存のケヤキの緑地を有効に活用し、南北の通りをつなぐ小道を設けています。
3、利用者特性に配慮した内装
内部空間は、職員へのヒアリングを行い、極端な色使いや細かな模様が無い木質仕上を基本としたシンプルな仕上材とし、利用者の特性に配慮した計画としました。
(杉本光司+斎藤拓也)
施設概要
- 場所
- 仙台市太白区
- 用途
- 発達相談支援センター
- 竣工年月
- 2011年11月
- 延べ面積
- 1992.12㎡
- 構造
- RC造一部鉄骨造
- 階数
- 地上3階
メディア掲載
- 建築ジャーナル(2013年12月)
受賞歴
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