一関市立川崎公民館(生涯学習ステーション)
情報・文化・ふれあいの「駅」
旧川崎村は、かつて北上川の水路交通で栄えた地で、現在は「川の駅」構想のもと、北上川沿いの都市基盤整備に取り組んでいます。 本施設は情報・文化・ふれあいの「駅」として、周辺地域の活性化の拠点として期待されました。
周辺に民家が建ち並ぶ計画地において、建物を機能ごとに3つに分節し、それぞれの屋根形状や各ボリュームの向き、仕上材の検討を行い、周囲と調和のとれた構成としました。
分節された建物は木造とし、自然の風合いを活かした、明るく、開放的な内部空間です。また、計画地は北上川の橋のたもとで、旧川崎村の玄関口に位置するため鐘楼をデザインし、地域のランドマークとしました。
図書館の利用率は20(冊/人口・年)以上と全国的にも高い水準を維持しており、機能的にも地域に融け込んだ施設となっています。
施設概要
- 場所
- 岩手県一関市川崎
- 用途
- 生涯学習センター・ホール・図書館
- 竣工年月
- 1998年12月
- 延べ面積
- 2,748.47㎡
- 構造
- 木造 RC造