小坂鉱山事務所
「時間と空間の再生」プロジェクト
「小坂鉱山事務所」は、1905年(明治38)に建設された現・小坂精練㈱の事務所を町の復原・利活用事業によって、鉱山記念館として再生した大規模木造建築です。
小坂鉱山事務所は、ルネサンス風建築で、サラセン風の正面バルコニーとエントランスホールの螺旋階段、そして窓上部にある三角形の飾り破風等が特徴的なデザインとなっています。
鉱山記念館としての機能を満足させるため、炭素繊維板や構造用合板による補強など、表には現れないさまざまな工夫を施しています。
なお、小坂鉱山事務所と康楽館は2002年(平成14)5月23日付で国の重要文化財に指定されました。
施設概要
- 場所
- 秋田県鹿角郡小坂町
- 用途
- 交流センター・展示資料館
- 竣工年月
- 2000年12月
- 延べ面積
- 2,596㎡
- 構造
- SRC構造
- 階数
- 地上3地下1階
受賞歴
- 2001年
- 日本建築士事務所協会 奨励賞
- 2002年
- 日本建築学会東北支部 東北建築賞 奨励賞
- 2005年
- 国土交通省 都市景観大賞「美しいまちなみ大賞」
- 2006年
- 毎日新聞 読者が選ぶ06年ヘリテージング100選