南相馬市立総合病院(旧原町市立病院)
南相馬市立総合病院(旧 原町市立病院)を設計するに当たり、私たちは次のようなコンセプトを掲げました。
- 地域医療の中核病院として市民に安心と安らぎをもたらし、愛される病院とする。
- 高い医療機能を備えるとともに、将来にわたって変化する医療水準を維持、また順応できる病院とする。
- 自然の恵みを最大限に生かし、維持管理費の低減をはかるとともに、 自然の快適さを満喫できる病院とする。
- 人の動きと物の動きに無駄がなく機能的で使い易い病院とする。
- 周囲の環境にマッチした病院とする。
以上のコンセプトに基づき「愛される病院、患者本位の病院=患者にとって分かり易く、明解で親切な平面構成」「順応性の高い病院—増改築のしやすさ=医療水準の向上に順応できる計画」「明るく風通しのよい病棟」「病院らしくない病院=開放的な明るい雰囲気のデザイン、及び暖かみのある色使い」を具体的なテーマとして設計を進めました。
施設概要
- 場所
- 福島県南相馬市
- 用途
- 病院
- 竣工年月
- 1992年7月
- 延べ面積
- 11,964.57㎡
- 構造
- 鉄筋コンクリート造
- 階数
- 地上7階 塔屋2階
メディア掲載
- 全国自治体病院協議会雑誌(1993年10月)