石橋病院旧棟西側増築
利用者・スタッフにとって、居心地の良い空間の創出
デイケアサービスの導入、既存2階療養病棟の機能向上と、不足している職員の福利厚生スぺースを充実させることが本計画の目的です。
建物は1Fデイケアサービス、2F既存療養型病棟の浴室、3F病院スタッフの食堂で構成されています。各階の機能は異なりますが、1Fから3Fまで将来的に更新可能な空間にするため、9m×8.7mの大スパン計画としています。
各階の平面構成は日当たりの良い南側を利用者のスペースにし、病院スタッフの活動空間は北側にまとめるシンプルな構成としました。利用者が異なる二つの空間は約2.4mの広い廊下によって、つながります。
内部は周辺環境を積極的に利用し、利用者にとって居心地のよい空間を目指しました。1Fデイケアは利用者が一日を過ごす空間なので、採光を積極的に取り入れ、2Fは堤防沿いの春の桜が感じられる空間、3Fは晴れた日に栗駒山の風景が良く見え、開放感のある計画としました。
(佐藤究+陳炳文(元スタッフ))
施設概要
- 場所
- 宮城県栗原市若柳川北堤下
- 用途
- デイケアサービス、病院、職員福利施設
- 竣工年月
- 2018年10月
- 延べ面積
- 547.47㎡(増築部)
- 構造
- 鉄骨造
- 階数
- 地上3階建て