若生園居住棟
54人が住まう「大きな家」
若生園は、昭和60年(1985年)に建設され、昭和61年(1986年)に開所した、知的障がい者が入所する障がい者支援施設です。既存施設は居住エリア・活動エリアが同じ建物の中にあり、生活のメリハリがなく、また建物が老朽化しているため近隣に居住棟を新築し、既存施設は活動棟として利用する計画です。
定員は50名(男性25名、女性25名)+ショートステイ4名、計54名が入居します。54人が住まう「大きな家」として設え、少ないスタッフでの管理に配慮し、1ユニット13~14人で1フロア2ユニットの2階建てとしています。
経済性考慮したコンパクトな平面計画としながら、採光・通風に配慮し、光庭を設けて、豊かな空間づくりを目指しました。
また、できるだけ個室にこもらないように、大きなリビングの他に、居場所(談話コーナー等)を設け、多様性のある空間構成としました。
(江田紳輔+犬飼崇典+佐藤俊文(元スタッフ))
施設概要
- 場所
- 宮城県登米市東和町
- 用途
- 障害者支援施設
- 竣工年月
- 2019年4月
- 延べ面積
- 1,998.13㎡
- 構造
- 鉄骨造
- 階数
- 地上2階建て