大河原町立金ヶ瀬中学校体育館
田園風景に調和する、寄棟大屋根の体育館
老朽化した中学校体育館建替えのプロジェクトです。
寄棟の大屋根・ハイサイドライト・白と黒のシンプルな外観により、地域の伝統意匠である蔵のイメージと明るくモダンな現代建築を融合しました。
アリーナは光と風が抜け、明るく快適な空間とし、格技場を2階に配置し、その下には雨天時にも多目的に利用できるピロティ空間をつくりました。2階に上がる明るい階段からは、蔵王連峰が望めます。
ミーティングルームや更衣室を併設することで、夜間や休日の地域利用にも配慮し、蓄電池付き太陽光発電による非常用電源確保・防災備蓄倉庫の設置など、災害時の避難所機能を有する地域の安心安全の拠点づくりに心がけました。
(杉本 光司)
施設概要
- 場所
- 宮城県柴田郡大河原町
- 用途
- 体育館・格技場
- 竣工年月
- 2016年3月
- 延べ面積
- 1881.49㎡
- 構造
- 鉄骨造
- 階数
- 地上2階