原釜荷捌施設
相馬漁業の歴史を継承し、相馬の復興を先導する施設をつくる
A.津波災害対策
今後の津波等に対する防災機能として緊急時の避難場所、および周辺地域へ災害の危険を周知させる体制と緊急放送設備を整えています。
B.食の安全への配慮
放射能検査が可能な機器と施設を設置しています。又セリ場・水揚げ場の衛生管理を行い、消費者に示していくことで、市場から安全安心を発信できる体制を整備しています。
C.一般公開
観光客を呼び込める施設として相馬市内の他の公共建築物と共通した和風のデザインとしています。又、気軽に立ち寄れるスペースとして、今回の震災の記録、相馬の漁業の様子等を閲覧できる展示コーナー、水産物およびその食べ方についての紹介をする調理室、イベント等で使用できる展望デッキ、ホール、観光客がセリを見学できる場所を整備しています。
(佐藤 究、金子 寛)
施設概要
- 場所
- 福島県相馬市
- 用途
- 卸売市場
- 竣工年月
- 2016年9月
- 延べ面積
- 8433㎡
- 構造
- RC造
- 階数
- 地上3階