仙台市立四郎丸小学校
校舎全体が学習の場となる中庭を中心としたコンパクトな学び舎
市内で2番目に古い校舎の改築
「市内で2番目に古い校舎である四郎丸小学校の老朽化」と「袋原小学校の教室不足」の課題を総合的に対応するため、袋原小学校区の一部を四郎丸小学校区に変更し、四郎丸小学校を改築するプロジェクトです。
学校の歴史をつなぐ中庭を中心としたコンパクトな計画
新校舎は近隣への圧迫感に配慮した3階建てとし、既存屋内運動場との接続や将来整備する校庭の広さを最大限確保できるように、中庭を中心とした明るいコンパクトな平面構成としました。
また敷地の南北の桜等の既存樹木を活かした植栽計画とし、既存校舎の記憶や地域とのつながりを継承した緑豊かな環境となるように配慮しました。
校舎全体が学習の場となる学び舎
普通教室は南側に面して連続した配置とし、クラス数の増減に対応、北側に特別教室ユニットを集約し、普通教室と中庭に面して多目的スペースを計画し、校舎全体の一体感をつくり、学年を超えてお互いの活動が感じられる学び舎を目指しました。
多目的スペースは、グループワークや発表会等に利用できるようにすると共に、可動間仕切りによって将来的に普通教室への転用を考慮した計画としています。
斎藤拓也+犬飼崇典+門脇悠
施設概要
- 場所
- 仙台市太白区四郎丸字吹上六番地の三
- 用途
- 小学校
- 竣工年月
- 2022年5月
- 延べ面積
- 6,484.26㎡
- 構造
- RC造一部S造
- 階数
- 地上3階
受賞歴
- 2019年
- 第3回優良建設関連委託業務「仙台市立四郎丸小学校校舎増改築及びプール改築工事基本設計」
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