SOP研修とは

研修期間：2023年5月14日～22日
行先：ドイツ ルール地方

今回の研修では、ドイツ・ルール地方のエムシャー川流域800k㎡に広がるIBAエムシャーパークを訪れました。エムシャーパークとは、脱工業化に伴う経済衰退と環境汚染が進んだルール地方において、行政区を超えた広域を景観公園と位置づけ、廃墟となった炭鉱や製鉄所を活用しながら120あまりのプロジェクトを実現させた地域再生事業です。これらはIBAというドイツ伝統のまちづくり手法によって実現され、その主体は建築家や都市プランナーです。個人的には、学生時代の卒業設計・修士論文と非常に参考にした事例でもあり、「土地あまり時代」「脱成長時代」「人新世時代」における分散型の土地利用計画、コンパクトシティ一辺倒ではない先進事例として勉強してきました。

▼エムシャーパークの概要

Day 1~3 (Hamm~Dortmund~Bochum)

Day4 (Bochum~Essen)

Day5 (Essen~Oberhaunsen)

Day6(Oberhaunsen~Duisburg)

▼まとめ

約200kmの移動を自転車で巡ることで、旅全体をいくつかのスポットとしてではなく、シークエンスとして経験してきました。自転車を漕ぎながら過ぎていく風景が穏やかで、とても幸せな時間でした。20代のうちにできる貴重な旅になったと思います。研修に協力して頂いた会社の皆さまに感謝します。