2023年7月1日(土)に開催された第9回JSCA(一般財団法人日本建築構造技術協会)東北支部構造デザイン交流会2023構造デザインコンテストにおいて弊社新入社員の阿部佳穂+日本大学工学部建築計画研究室M2の応募案が優秀賞を受賞しました。
本コンテストは「建築設計に携わっている技術者はじめ、将来建築設計を目指そうとしているすべての人と、いろいろな視点から意見交換し合える場にしよう」というものです。今回のテーマは「横断歩道橋のリ・デザイン~街に新たなアクセントとなる身近な歩道橋を架けよう~」でした。
私たちは、「聖俗―参道をつなぐ歩道橋―」と題して、提案しました。
現在、都市空間における未利用地は、近代化の過程の中で開発しつくされた状況にあります。その中で、歴史的、もしくは自然保護的な観点から開発の影響をまぬがれ、いわば「余白」となった神社や公園などが存在します。「余白」となった神社を今後の開発圧力から守り継いでいくために、本計画では参道空間を象徴し人々の心の中にその存在を再認識させることを目指しました。
まだまだ構造的な提案では未熟な部分もありましたが、デザイン性や発想力、構造に対する前向きな姿勢などを評価していただきました。
構造のことについてはあまり知識がなかったですが、それでも自分なりに理解しようとするきっかけにもなったコンペでした。今後実務を行っていくうえで、意匠と構造は切り離せない関係だと思うので、同時に考えてながら設計できるように頑張りたいと思います。
ちなみに弊社の構造担当である齊藤善宏が司会を務めていました。