今年の研修テーマは「韓国建築の変化を知る」です。
10年前の2012年、初めての海外研修先が韓国でした。当初未完成であった建物及び最新の韓国建築に出会い、刺激になる機会にしたいことが目的でした。個人的には7年ぶりの帰国でした。
■ソウル都市建築展示館
国税所別館の跡地に建てられた地上1階・地下3階の展示館です。都市・建築分野を専門に展示する建物です。ドクス宮殿に隣接しているため、地上部の建物高さが抑えられています。屋上広場はソウルマルと呼ばれています。解体前の建物が持つ歴史的な象徴性を残すため、建物柱が一部残されています。
■コロナ禍ではありますが、ソウル市民広場と市場は賑やかでした。
■ソウルドンデムンデザインプラザ
2012年度の研修ではまだ建設中で、完成後初めての見学でした。
市民は広場でくつろいだり、建物を背景に写真を撮ったりするなど、利用者も多く、ソウル市民にとても愛されているようでした。真っ白な広い内部空間と非定型的な建物の形が印象的でした。
まとめ
コロナ禍での海外研修であったため、現地の隔離期間もあり、当初予定の五日間の中で研修できたのは三日間だけでした。短い期間でしたが、7年ぶりに母国へ行ってみると、建築デザインと建築環境が大きく変わっていました。研修で体験した韓国建築の変化は自分にとって良い刺激になりました。