3月6日にみやぎ登米農業協同組合本店・なかだ支店の安全祈願祭および起工式が執り行われました。
豊作の予兆と言われる春の雪化粧の中、厳粛な安全祈願祭に身がひきしまるとともに、工事へ向けて期待感の高まりを感じました。
本計画はJA登米の本店となかだ支店を集約するかたちでなかだ支店の敷地に新築し、古くからある農家の集まりである「寄り合い」を再解釈し、農業の絆を超えて広く地域の方々も含めた新しい「ヨリアイ」の場をつくることをコンセプトとしています。
そのために以下の4つの考え方を実現する場として、JAみやぎ登米の皆様との話し合いを重ねて設計を進めてきました。
1.JAみやぎ登米を発信する「ヨリアイ」の場
2.農村地帯にふさわしい集落のような建築
3.「働きやすい」「働きたくなる」ワークプレイス
4.自然の恩恵を受け環境とともにある建築
SDGsを推進するJAみやぎ登米より木造化の希望を受け、準耐火木造での設計を行い、サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)に採択されています。
ウッドショックにより木材の供給が不安定な中、地元森林組合と協働し登米産材を先行発注することで木材を確保するため、1月にはJAみやぎ登米と登米市森林管理協議会による協定式が行われました。
登米産のFSC認証材を活用し、FSCプロジェクト認証取得に向けて取組んでいきます。
JAみやぎ登米の将来や地場産材活用のあり方など、地域のこれからとSDGsに寄与するプロジェクトになるよう、取組んでいきたいと思います。