1月13日に、みやぎ登米農業協同組合 本店・なかだ支店新築工事の木材利用に関する協定式が行われました。
本計画はJAみやぎ登米の本店となかだ支店を集約し新築するもので、協定により登米市森林管理協議会が、登米市産森林認証材の供給を行うことで合意され、構造材の全て、および羽柄材の大部分を登米産のスギ材で実現することになります。
本計画の木造化は、SDGsを推進するJAみやぎ登米の希望と、私たちの提案が合致し実現に向けて設計を進めてきました。
設計中にウッドショックが始まり木材の供給が不安定になる中、地元登米市の森林組合の協力により地場産材の活用に向けて動き出し、先行発注の提案をいただいたことで、活路を見出すことができました。
木材の先行発注はまだ実績も少なく、様々な課題をクリアする必要がありますが、この協定式により実現へ向けての大きな一歩となりました。
農業協同組合と森林組合、ともに自然を相手にする方々が登米市というひとつの地域の中で協力体制をつくることが、本計画の実現とこれからの登米市の農業と林業の発展につながることを期待しています。