9月末に島根へ研修に行かせていただき、2泊3日で気になる建築や街を巡りました。2018年4月より仙台空港と出雲空港を結ぶ定期便が就航し、山陰地方へ格段と行きやすくなりました。仙台近郊にお住まいの皆さまにはオススメです!
■島根県芸術文化センター グラントワ(島根県益田市)
島根県石見地方で作られている石州瓦が外壁や屋根に使われています。微妙な色彩のグラデーションと艶のある外観は、日が沈んでいくにつれて光の状態変化を写し込み、荘厳な美しさがありました。中庭の回廊は心地よいスケール感で軒がかかり、中央の水盤からはせせらぎの音が静かに響きます。
■出雲大社(島根県出雲市)
休日ということもあり、多くの参拝客で賑わっていました。縁結びで名高い出雲大社ですが、各建物間がコンパクトにまとまっているため参拝しやすい印象を受けました。
■足立美術館 庭園(島根県安来市)
米国の専門誌で庭園日本一に選ばれている枯山水を見に行きました。事前知識が乏しかったこともあるのですが、ガラス越しの庭に少し戸惑いました。。。茶室の小さな庭でのんびりと、幸せなひとときです。
■東光園(鳥取県米子市)
今回の研修で最も心に残った建築です。50年以上前のモダニズム建築ですが、圧巻でした。鳥居のモチーフ、二段ピロティ、吊り下げられたボリューム、4本の添え柱、屋根のシェル、階段室の複雑な取り合い、、、そんな多くのことを抜きにして、ただただこの建築の持つ力強さに感動しました。