スケジュール:8/15仙台⇒ネパール8/16着
8/16~18 カトマンズ 学校訪問
8/18~22 ポカラ ダンプス
8/22~24 カトマンズ戻 バクタブル 学校訪問
内容
学校訪問:
地震のダメージもあるとは言え、日本との違い(照明無、狭い机に3人掛、トイレの臭い等々)に呆然。日本の教育環境は本当に素晴らしく恵まれていることを知る。
授業は全て英語で、どの学年も宿題が多くて驚く。各校の自助努力によって資金を調達し、修繕費用を捻出、教材補充をしている先生方のご努力には頭が下がったし、教育が国力を上げるという信念をもっている先生方のお話には熱がこもっていて引き込まれた。
我々がいま取り組んでいる「社員を大切にし育てることが組織を強くする」という視点と結局は同じだ。4校も訪問し友人夫婦の活動の臨場感が一気に増した。出来る範囲で今後とも彼女達のサポートを続けたい。
生活と人々:
首都カトマンズ・・・空気が悪く、土ぼこり排気ガスで顔は真っ黒。色々な臭いでマスクが手放せず。停電も2回経験。地震の瓦礫が山積み、その横で食品が売られている。蛇口から出る水も心なしか黄色い・・・
カトマンズに人口集中し、住宅も車も急増中。信号が殆ど無く警官がマスクしながら交通整理する様子はどこかのんびり。
大きな声で楽しそうに話す人々、ごちゃごちゃの街並み、まさに混沌。祈りを捧げる人々を沢山見かけ、先人や家族、そして民族に思いを寄せる時間の長さが、この温かい国民性を生むのだと思った。
ダンプス、ポカラ・・・山の緑や、空気の美味しさは幼い頃の記憶を一気に呼び起こした。1.5日ひたすら歩くことで、ここ数年の自分を振り返る時間を持てたように思う。忘れていた呼吸を取り戻したような不思議な感覚。搾りたてのミルクで入れたミルクティーやバターが最高に美味で、久しぶりに全身を使った疲労感と爽快感は忘れられない。星しか見えない真っ暗闇や、簡単には姿を見せないエベレストの山々に思いを馳せ、頭の中が大混乱していた日常から離れ、改めて生きていること。家族があること。仕事があり仲間があること。健康であること。自分が幸せであることを思い出した。
水汲みをする女性の姿、湧き水で身体を洗い制服の洗濯をする子供、ヤクに餌やりをしたその手で子供に食事を与える親の姿。村の若者の手にはスマホ。道を尋ねると集まってくる親切な人達。彼らの「当たり前」に触れ、自分基準の善悪、勝敗、優しさ、清潔、便利、成長する、協調する等々、囚われていた気持ちが、一気にほぐれた。生活も、感情も本当にシンプル。それで良いのかも知れない。
ネパールの人々が逞しくもしなやかに生きる姿に触れられたことは、一生涯忘れないと思います!