新年あけましておめでとうございます。
2025年を迎えるにあたり一言ご挨拶を申し上げます。
昨年の国内は、物価の上昇に関する情報や対応策に終始しました。国会においても手取りを増やすための障壁となっている年収103万円の壁に関する議論が行われ、12月に玉虫色の3党合意がなされました。一方コロナ禍はほぼ収束しましたが、入れ替わるようにインフルエンザや手足口病、マイコプラズマ肺炎が流行するなどまだまだ気の抜けない状況が続いています。
国外においては、ロシアのウクライナ侵攻はもうすぐ3年になろうとしていますがまだ収束する気配がなく、さらにイスラエルとパレスチナの武力紛争も今後の行方は不透明です。このような不安定な状況下で、今年1月にはトランプ大統領が誕生します。特に外交政策や人事に関して様々な情報が飛び交っており、世界情勢はさらに不確実な状況になっていくことが予測されています。
昨年の私たちの活動を一言で表現すると「自発的かつ広範な活動の展開」です。設計監理業務では、これまで長年培ってきた信頼関係や実績による成果に加えて、子供たちの活動の場づくり、仙台市の小学校や福島県浜通り地域のプロジェクトへの取り組み、そして川上の領域へのチャレンジなど広範で多様でした。また、その他の活動としては、男性育休制度の本格運用や中高生を対象としたインターンシップの実施、複数の大学での授業など広範な教育支援活動を展開してきました。これらの活動はいずれも社員の自発的な発想や個性から生まれたもので、今後もより充実させ継続します。
(株)関・空間設計は昨年の10月から第30期に入りました。1996年に(株)岡設計仙台支店が分社・独立してからもうすぐ30年を迎えます。地域の皆様と共に歩んできた東北の建築設計事務所としてこれまで築いてきた信頼関係をより深化させ、新しい時代に必要とされる組織として進化して参ります。
これからもより高い視座と広い視野をもって、創業の精神 Spirit Of Place (SOP)を大切にしながら活動して参ります。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
2025年1月1日
(株)関・空間設計
代表取締役社長 木皿 泉